
「最近、髪のボリュームが減ってきた気がする…」
そんな不安を抱えて美容皮膚科に行ったところ、「びまん性脱毛」と「けん引性脱毛」について詳しく説明を受けました。
そもそも「びまん性脱毛」とは何かご存じでしょうか?
これは広範囲にじわじわと進行する薄毛のことを指します。部分的に髪が抜けるのではなく、全体的に髪が細くなり、密度が減るのが特徴です。
特に女性に多く見られる薄毛の症状と言われています。


一方で、私は「けん引性脱毛」という言葉を初めて聞きました。
長い髪を結ぶ習慣がある方がなりやすい薄毛のことです。髪が長時間引っ張られることで負担がかかり、特に生え際や分け目の髪が少なくなっていくのが特徴です。
つまり、ポニーテールやお団子ヘアをよくする方は注意が必要です。


私は肩よりも10cmほど長い髪を、外出する際は束ねていました。毎日のように髪を結ぶことが当たり前になっていたため、けん引性脱毛の話を聞いて少し驚きました。



その後に行った美容院では、髪の長さは肩くらいになるようにカットしてもらいました。
美容皮膚科の先生も薄毛対策をしている?
興味深かったのは、かなり前から先生自身も薄毛治療をされているという点でした。普段から意識していることとして、
✔ 櫛は使わず、手ぐしのみを使用。
✔ 頭皮に負担をかけないようなケアを徹底。
✔ 内服薬、外用ミノキシジル、サプリを摂取。
特に髪をとかすときに無意識に引っ張ってしまうため、できるだけ手ぐしで優しく整えることが大切なのだそうです。
実際に先生の髪型は、ホームページの写真よりもかなり伸びており、自然なクセが出ていました。



やはり、髪の健康を守るには「自然に逆らわない」ことがポイントなのかも。
髪の成長に欠かせないヘアサイクルとは?
髪の毛には一定の「ヘアサイクル(毛周期)」があり、成長と脱毛を繰り返しています。このサイクルは以下の3つの段階に分かれます。
① 成長期(約2〜6年)
髪が成長する期間で、全体の約85〜90%の髪がこの段階にあります。
② 退行期(約2〜3週間)
髪の成長が止まり、毛根が徐々に縮小する期間です。
③ 休止期(約3〜4ヶ月)
髪が抜け、新しい髪が生える準備をする期間。この後、新しい髪が生え始めると、古い髪が自然と抜け落ちます。


通常、このサイクルが正常に機能していれば、一定の本数が抜けても新しい髪が生えてきます。しかし、加齢やストレス、生活習慣の乱れにより、成長期が短くなり、休止期の髪が増えることで薄毛が進行することがあります。
予防と対策
✔ 髪を結ぶ際はゆるめにする。
✔ 同じ分け目ばかりにしない。
✔ ブラシはできるだけ使わず、優しく手ぐしで整える。
✔ 頭皮マッサージで血流を促進。
✔ 栄養バランスの良い食事を心がける。
✔ ストレスをためない生活習慣を意識する。



美容皮膚科を受診して改めて感じたのは、髪の毛も肌と同じように「ケア次第で変わる」ということです。
今の習慣を少し見直すだけで、5年後、10年後の髪の状態が大きく変わるかもしれません。
髪のボリュームが気になり始めたら、まずは日常の「引っ張り習慣」を見直し、ヘアサイクルを意識したケアを始めてみてはいかがでしょうか。



髪のボリュームが気になり始めたら、まずは日常の「引っ張り習慣」を見直し、ヘアサイクルを意識したケアを始めてみよう。
次回は、美容皮膚科で勧められた内服薬、サプリについてです。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございます😀
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